2017年6月24日土曜日

通訳案内士試験合格の為の基礎英語力アップ勉強法 ④ ~ 前置詞を制するものは英語を制す ~

「奇跡の英熟語」との出会いで、熟語の丸暗記をやめる

 英単語を覚えるのはそれほど苦手ではありませんでしたが、
問題は英熟語でした。
 英熟語を覚えるときに、なぜここで on ? in じゃなくて?
という疑問が湧いてきて、思うように暗記できませんでした。 

 そんな悩みを抱えているときに、
奇跡の英熟語―イラスト式・入試2500句の完全記憶法 (ノン・ブック)
という本に出会います。

この本では、いみじくも
”丸暗記の苦痛を解放する前置詞の視覚的把握”(p12)
とありますように、
英熟語を前置詞を視覚的に理解することからスタートします。

 例えば、"on" ですが、”onの根本的意義は"接触"です”(p15)
と本書には書かれています。
 "on"は"~の上に"と丸暗記していた自分には非常に新鮮に映りました。

 本書では、on は接触という意味からスタートして、
これが 体に着用すると "着る"になると展開します。
そう考えると put on weight = 体重を増やす という熟語がすんなり頭に入ります。
さらに on は依存へと展開していくと live on = 常食とする (常に接する = 依存)
といった熟語は暗記する必要がなくなります。

 このように英熟語を捉えることにより、頭の中に英熟語がすらすらと入っていき、
英熟語力が飛躍的につきました。

 基本は前項と同様に、「英語は丸暗記」という
概念からの脱出というのがキーワードです。



前置詞を理解するおすすめの本

 奇跡の奇跡の英熟語ですが、今でもこの本は名著と思います。
しかしながら、古い本で入手困難なこと、また、ちょっとごちゃごちゃしていて、
ちょっとわかりにくい本です。

 そういった弱点をカバーし、わかりやすい絵とともに説明している本が、
ネイティブスピーカーの英文法―英語の感覚が身につく 」です。
 ネイティブスピーカーシリーズはどれもわかりやすくておすすめですが、
前置詞を取り上げた本書は、英語の基礎力をつける意味でも
おすすめの本です。

2017年6月19日月曜日

通訳案内士試験合格の為の基礎英語力アップ勉強法 ③ ~ 東京SIM外語研究所との出会い ~

2ヶ月で偏差値40台から70台へ ~ 高校3年生の夏 ~

 私は中高一貫の学校に通っていたので、高校受験というものを経験していません。
英語の勉強を中学校からあまり真面目にやっていなかったこともあり、
高校3年生でいざ大学受験だ!といきなり模擬試験を受けても、
いいスコアがでるはずもなく、偏差値40台をうろうろしていました。

 これではいかん!と色々勉強法を探っていて見つけたのが、
 東京SIM外語研究所のスーパーエルマー でした。

 スーパーエルマー が自分にとって画期的だったのが、
「英語を英語の語順で理解する」という当たり前のことを教えてくれたことです

 東京SIM外語研究所のHPに記載されている例を使わせて頂くと、

I was reading a book which my father gave me yesterday.

(普通訳) 私は昨日、父が私にくれたところの本を読んでいた

(SIM訳) 私は本を読んでいた/それは父が私にくれた/昨日)

 普通の訳では、which 以下すべてを読み終えるまで訳がわかりません。
ある意味、漢文のように、レ点なんかをつけて無理やり
日本語風に理解しようとしているということです。

 SIM訳では、英語を英語のまま理解するということで、
日本語としてはちょっとおかしいですが、意味は解ります。
SIM方式では、関係代名詞を代名詞として捉えることにより、
漢文のような戻り読みをしなくて済むというわけです。

 従って、自分にとっては、かなり画期的な発想の転換により、
英語の理解が飛躍的に進みました。

何故、短期間で偏差値40台から70台へとあがったのか?

 さて、自分が短期間で偏差値がアップしたバックグラウンドについて説明します。
そもそも、勉強したからといって、英語力というのは一直線に伸びません。
ある程度勉強したとある段階で、「ちょっと英語がわかるようになった」
という感じではないでしょうか?

 つまり、私が上記のスーパーエルマー をやる前の段階として、

・英文法は一応中学生レベルから丁寧におさらいした
・英単語の丸暗記を急ピッチでやっていた

ということは一応やっていたので、知識的なものはそれなりにあったと思います。
残念ながら、それを生かす術がなかったというだけで、
文法も英単語もそれなりに覚えていえるのに、英語力が伸びないままの方は、
上記方法を試してみてはいかがでしょうか?

理屈を覚えたうえで、反復復習をする

 理屈は覚えただけでは使えません。
身体に英語が沁み込んでいないからです。
次の段階は、教材をひたすら読み込むということです。
ここでは、暗記するまで読み込むのが大事ということです。
くれぐれも暗記しようと思わないでください。
暗記は結果としてしまうものなのです。

 私は、スーパーエルマー の教材を諳んじて言えるくらい読み込んだのが、
英語力アップにつながったと思います。

2017年6月16日金曜日

通訳案内士試験合格の為の基礎英語力アップ勉強法 ② ~ 中学生程度の英文法をマスターする ~

【小難しい理屈をこねるようになった大人は丸暗記は無理】

 大学時代にフランス語の授業をとりましたが、
その勉強法は「視聴覚室でひたすらフランス語を聞く」というものでした。
要するに、「耳で覚える」というやつですね。

 結果的には、私の努力不足が一番の理由ですが、
フランス語は全くものになりませんでした。
モノにならなかった理由の一番は、「基礎文法力の欠如」かと思います。

 ある程度大人になったら、単なる丸暗記では語学は習得できないのでは?
と思います。

 と言うのも、「ここはこういう表現をするんだから覚えろ!」
と言われも、「どうして?」と言う問いかけが出てしまいます。
例えば、ここは 「a じゃなくて the だ」と丸暗記しても、
どうしてもしっくりこないのでは?と思います。

つまりは、ある程度の文法の基礎力を理屈で覚えていないと、
いくら勉強しても頭に入らないかと思います。

【かと言って、難しい文法規則を覚える必要もありません】

 英語の先生になる!とかでもない限り、それ程難しい英文法を
覚える必要はないかと思います。

 何しろ敵は、TOEICや通訳案内士試験。
こういった試験では「使える英語」が求められるわけですので、
とりあえずは、英文法は基礎的なものでOKです。

【お薦めの英文法参考書】

 英文法の本は世の中には数多ありますので、
中学生・高校生時代に勉強した本を読み返すというのもありかと思います。

 とは言え、既存の味気ない文法書は面白くなく、読みにくいですね。
 今回、ここで紹介する本は、どれも 大西 泰斗 先生の本ですが、
「高校時代にこの本があれば!」と思う、目から鱗本でした。
そして何より読みやすい!

 私は、通訳案内士試験を受けるにあたり、基礎から英語を学びなおそうと
思い手にした本が下記の①と②です。
英語が苦手な中学生・高校生にもぜひ読んでほしい本です。

① ネイティブスピーカーの英文法―英語の感覚が身につく

 本書の「はじめに」から引用致します。
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”この本は英文法の本です
  ですが、
暗記を必要としません
忍耐を必要としません
時間を必要としません”
どうしてこんなことが可能なのでしょうか。それは
”英語のネイティブスピーカー(英語を母国語とする人)
の頭の中にある自然で単純な文法を解説するからです。” (ページⅲ)
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 上記で書いてあることは全くその通りで、本書を通読すれば、
「the と a」の区別、仮定法では何故 were とか would を使うか?
と言ったことがすんなり理解できます。
 丸暗記でしたら、感覚(ネイティブスピーカーが使っている表現の意味)
を理解するのに何年もかかるところを、数時間で理解できるのが本書です。

 本当に読みやすい本で、読むだけなら1日で読めます。
そのあと、確認の為に、何度も読みたくなる本でもあります。

② ネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力 (Native speaker series)

 ①で紹介したネイティブスピーカーの英文法―英語の感覚が身につく
の発展形が本書です。
 項目が増えて、イラストがより豊富になっていて解り易い構成となっています。
①が入門者向けで、②が中級者向けといったところですので、
通訳案内士を目指す方が、どちらか一冊を読むならば本書をお薦め致します。
個人的には、① → ② と読むと②の理解がより深まるかな?と思います。


【番外編】
③ 一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)

 私の通訳案内士受験時代には出版されていなかった本ですが、
①と②だけでは物足りない!もっと詳しく英文法を!
という場合は本書をお薦め致します。

 著者の集大成的な本で、682ページも分量があります。
それだけに、忙しいサラリーマン等は②をとりあえず勉強して、
「面白そうだな!」と思ったら ③ に行くというのでもいいかと思います。
(本書も文句なく名著ですが)

通訳案内士試験合格の為の基礎英語力アップ勉強法 ① ~ 概論 ~

 本稿では、通訳案内士試験に不可欠の英語力をどうやって身に着けるか?
について述べてみたいと思います。

 最初に、私自身の英語力はネイティブスピーカーレベルとは程遠く、
従って、本稿で述べるのは「ネイティブスピーカー並の英語力」
を身に着ける方法ではないことを予め断っておきます。

 ただし、ネイティブスピーカー並ではないけれども、

・通訳案内士試験の第1次・第2次試験に合格することができる
・TOEICも900点程度なら余裕でとれる(でも満点は無理)
・何とか20年以上に渡り、外国人とコミュニーケーションを取る仕事をしてきた

といった程度の英語力はあります。

 そういうわけで、当サイトは通訳案内士試験に特化したサイトですので、
肝心の基礎英語力についても触れた方がよいかと思い、本稿を記載致します。

※ そもそも英語力を身に着けるのに、唯一無二の方法があるわけではなく、
 皆さん、試行錯誤をしてきているわけです。
 従って、色々な方法を検討して、いいと思う点を取り入れればいいかと思います。

【ボクの考えるベストの英語勉強法】

 私が遠回りを省いて、実際に最短で英語をそれなりにマスターする方法を
纏めると以下の通りとなります。

① 中学生程度の英文法をマスターする
② CD付の英文読解の本を暗記するぐらい読み込む
  そして、CDを移動中は常に聞く
 (私の使用した教材は 東京SIM外語研究所のスーパーエルマーです。
  この教材との出会いについては後に述べます。)
③ 前置詞について徹底的に勉強する

以上となります。

 基本的にはこれだけです。
以下、項目別に述べていきたいと思います。